[メニュー > ファイル > 名前を付けて保存]により、独自形式以外にも多くの種類のファイル形式で出力して、他のソフトや3Dプリンターなどへデータを受け渡すことができます。
しかし、出力に対応していない項目や、フォーマット自体がサポートしない機能もあるため、一般にはいくつかの情報は欠落します。事前にどの程度やりとりできるかテストしておくことをお奨めします。
○ | ほぼ問題なし |
---|---|
△ | 一応出来るが不完全な部分も多い |
× | 非対応 |
- | フォーマット自体が機能をサポートしていない |
? | 未確認 |
独自形式のMQO/MQOZ以外の形式で保存したときには、下のようなダイアログが表示され、サイズや軸の方向を調整することが出来ます。(形式によっては、右側に各形式に特有のオプションが追加で表示されます)
「桁」によってサイズや単位を大幅に変えることができます。
例えば「5.000×-2桁」では0.05倍、「0.200×4桁」では2000倍になります。ソフトによってはmmやkmなどの単位を扱いますが、桁を3つずつ変えることによって適当な単位に換算することができます。
ソフトごとに換算は異なりますので、換算結果は各自で確認するようにして下さい。
ソフトごとにXYZの軸方向が異なるため、これを調整することによって外見上同じ方向にすることができます。あらかじめいくつかのソフト用のデータも用意されていますが、該当するものがない場合には、6つのボタンから適切なものに変更してください。
また、左右や面方向が逆転する場合には、再度ファイルを保存してチェックを適切なものに変更してください。
Metasequoiaの独自形式で、すべての機能に対応しています。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Metasequoia Ver4.6x以前の旧形式ファイルです。
本体ファイル(.mqo)とプラグイン情報(.mqx)の2つのファイルに分かれています。(.mqxはプラグインを使用している場合のみ出力されます。)
オブジェクトが複数ある場合、一つのオブジェクトに合成されます。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | -(*1) | - | - | - | - | - | - | - |
(*1) 多角形面は三角形面に分割して出力されます。
LightWave3D 6.0以降でサポートされるLWO2形式と、LightWave3D 5.xでもサポートされているLWOB形式に対応しています。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LWOB | ○ | ○ | ○ | △(*1) | ○ | ×(?) | - | - | - | - |
LWO2 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - |
(*1) スムージング角の出力のみ対応しています。
このフォーマットは3ds Maxではなく、MS-DOS時代の3D Studio用のものです。非常に古くて制約が多く、3ds Maxとも互換性が低いため、3ds Maxへデータへ持っていく場合は別のフォーマットの使用をお奨めします。
頂点数または面数が65535を越える場合は出力が中断されます。
オブジェクト名が9文字、マテリアル名が15文字、テクスチャファイル名が12文字(拡張子含む)を超えると他のソフトで正しく読み込めなくなることがあります。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | -(*1) | -(*1) | × | ○ | ○(?) | ○ | × | - | - |
(*1) 四角形面、多角形面は三角形面に分割して出力されます。
DirectX 2で導入されたテキスト(アスキー)形式として保存されます。
オブジェクトが複数ある場合、一つのオブジェクトに合成されます。
Xファイルでは頂点単位でしかUV値・頂点カラーを保持できないため、頂点を共有している面ごとに異なるUV値・頂点カラーが割り当てられている場合、[UVマッピング][頂点カラー]をONにして出力すると頂点数が増えることがあります。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○(*1) | ○ | ○ | × | - |
(*1) テクスチャはパス(フォルダ名)を含まずファイル名のみ保存されます。
オブジェクトが複数ある場合、一つのオブジェクトに合成されます。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ | ○(*1) | ○(*1) | ○ | - | - | - |
(*1) 材質はマテリアルライブラリとして同名別拡張子.mtlファイルに保存されます。マテリアルライブラリを出力する際、テクスチャについて以下の点に注意してください。
COLLADA 1.4の仕様に基づいたファイルが出力されます。
ファイル名・オブジェクト名・材質名に同じ名前が含まれていると、外部のソフトで読み込めないことがあります。
プラグインとして実装されており、プラグインSDKに完全なソースコードが含まれています。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × |
曲面の形式にOpenSubdivが指定されている場合、頂点・辺のウェイト情報も出力されます。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○(*1) | ○ | ○ | ○(*2) |
(*1) 複数UVチャンネルにも対応しています。
(*2) 頂点の位置のみ対応しています。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | - | - | - | - | ○ | - | - |
主に3Dプリント用として使用されるファイル形式です。
バイナリ形式のSTLファイルが出力されます。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | -(*1) | -(*1) | ○ | - | - | - | - | - | - |
(*1) 四角形面、多角形面は三角形面に分割して出力されます。
PMDファイルでは1つの頂点につき1つしか法線情報を持てないため、頂点を共有している面ごとに向きが異なる場合、頂点を分離して出力します。そのため、出力したPMDファイルでは頂点数が増えることがあります。
分離後の頂点の数が65535を超えると出力できません。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | -(*1) | -(*1) | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○(*2) |
(*1) 四角形面、多角形面は三角形面に分割して出力されます。
(*2) 頂点の位置のみ対応しています。
STLに代わる新しいフォーマットとして、3MFコンソーシアムにより策定された3Dプリント用のファイル形式です。STLに比べて材質などより多くの情報を格納することができます。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | -(*1) | -(*1) | - | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - |
(*1) 四角形面、多角形面は三角形面に分割して出力されます。
Webでの3D表示などに用いるために、Khronos Groupによって策定されたglTF 2.0規格に基づいたファイル形式です。
glTF 2.0規格は物理ベースレンダリング(PBR)に基づいており、材質は物理ベースのglTFシェーダを割り当てるのが前提となります。
glTF 2.0 バイナリ形式(.glb)での出力のみに対応しています。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | -(*1) | -(*1) | ○ | ○ | ○ | ○(*2) | ○ | 〇 | 〇(*3) |
(*1) 四角形面、多角形面は三角形面に分割して出力されます。
(*2) 複数UVチャンネルにも対応しています。
(*3) 標準仕様では頂点の位置・法線のみです。UV座標・頂点カラーの出力にも対応していますが、一部のアプリ・サービスでは規格外としてエラー扱いになることがあります。
glTF 2.0の拡張として定義された、VRアプリケーション向けの人型3Dアバターデータを扱うためのファイル形式です。VRM 1.0規格と0.x両方に対応しています。
材質にはVRM/glTF/Constantのいずれかのシェーダを割り当ててください。
[モデル名]と[モデルバージョン]以外のメタ情報は[ボーン]コマンド内で変更してください。
三角形面 | 四角形面 | 多角形面 | 法線 | 材質(色) | マッピング | UV値 | 頂点色 | ボーン | モーフ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | -(*1) | -(*1) | ○ | ○ | ○ | ○(*2) | ○ | 〇 | 〇(*3) |
(*1) 四角形面、多角形面は三角形面に分割して出力されます。
(*2) 複数UVチャンネルにも対応しています。
(*3) 標準仕様では頂点の位置・法線のみです。UV座標・頂点カラーの出力にも対応していますが、一部のアプリ・サービスでは規格外としてエラー扱いになることがあります。