[メニュー > ファイル > レンダリング]では、内蔵のレンダラーによりプレビュー表示よりも高い品質の画像を生成し、レンダリング結果をファイルへ出力します。
レンダリングに用いるアルゴリズムを指定します。
![]() |
![]() |
![]() |
スキャンライン | レイトレーシング | パストレーシング |
スキャンライン | 最も高速に動作しますが、反射・屈折・影などが表現されません。 |
---|---|
レイトレーシング | 反射・屈折・影などが表現可能です。 |
パストレーシング (物理ベース) |
物理ベースのアルゴリズムにより物体間の光の相互反射を正確に計算し、柔らかい陰影を表現可能です。最も高品質ですが、ノイズの少ない鮮明な結果を得るには時間がかかります。 |
横・縦 | レンダリング画像を縦横のサイズを指定します。プリセットからも指定可能です。 (Standard版) 解像度はスキャンライン・レイトレーシングで最大4096×4096、パストレーシングで1280×720に制限されます。 (EX版) 16384×16384まで指定できます。 |
||||
---|---|---|---|---|---|
アンチエイリアス | 1ピクセルよりも細かいサブピクセル単位で計算を行い、物体の端付近のギザギザを目立たなくします。 パストレーシングでは常にアンチエイリアス処理が行われます。
|
||||
背景色 | 物体の外側の何もない空間の色を指定します。 パストレーシングでは背景色の色がシーン全体の光源としても使用されますが、環境マップが指定されている場合は背景色は適用されません。 |
スキャンライン・レイトレーシングとパストレーシングでは設定可能な項目が異なります。
トゥーン | 物体の端付近に輪郭線を表示するかどうかを指定します。 パストレーシングでは設定できません。 |
||||
---|---|---|---|---|---|
輪郭線幅 | トゥーン適用時に物体の端付近に表示する輪郭線の幅を指定します。 | ||||
画質 | 画質を4段階から指定します。画質が高くなるほどノイズの少ない結果が得られますが、レンダリング完了まで時間がかかります。 パストレーシングでのみ設定可能です。 |
||||
ノイズ除去 | 後処理としてノイズ除去を行い、パストレーシング特有のざらざら感を抑えます。[画質]が低い設定でもノイズの少ない結果を得ることができますが、細部の描写が不鮮明になることがあります。
パストレーシングでのみ設定可能です。Windows 32bit版では利用できません。 |
||||
露光 | レンダリング結果の明暗を調整します。レンダリング後でも変更可能です。HDR保存すると露光は適用されません。 パストレーシングでのみ設定可能です。 |
||||
ボケ | 焦点の前後にある物体をぼかして描写します。被写界深度とも呼ばれます。 回転中心が焦点が最も合う位置となります。 |
||||
F値 | ボケが有効なときのボケ量を指定します。F値が小さいほどボケ量が大きくなります。 カメラの絞りに相当しますが、実際のカメラとは異なり露光量には変化はありません。 |
レンダリング | レンダリングを開始します。 |
---|---|
停止 | パストレーシングでのレンダリング途中で処理を終了します。途中で停止してもファイルに保存できるので、ノイズが十分に少なくなった時点で停止すると時間を節約できます。 |
ファイルに保存 | レンダリング結果を画像ファイルに保存します。 ファイル形式によって「αチャンネル」「HDR保存」が指定可能です。 (EX版のみ) HDR保存はEX版のみです。 |
クリップボード転送 | レンダリング結果をクリップボードに転送して、他の画像処理ソフトなどへ画像をペーストすることができます。 |
← | 設定欄を非表示にして[レンダリング]ウィンドウをコンパクト化します。バックグラウンド処理としてレンダリングしながら、モデリングや材質の調整など他の作業を行う際に有用です。 |